2017年ドニーさんの新作情報 – ドニー・イェン甄子丹

ドニーさんの新作は60sから70sに実在した麻薬王。レイ・ロイ主演の名作のリメイクです。そーしーてーあの『アイスマン』続編も。おまけは『葉問4』のティーザーポスター。
 
タイトルは『追龍』。
プロデューサーはウォン・ジン(王晶)、監督はジェイソン・クワン(關智耀)。共演は、お初でございます、アンディ・ラウ!ぎゃあ~!

出演はウィルフレッド・ラウ(劉浩龍)、ケント・チャン(鄭則仕)とフィリップ・キョン(姜皓文)、フィリップ・ン(伍允龍)、ユー・カン(喻亢)ほか。

実はこの作品、レイ・ロイ(呂良偉)主演で第11回香港電影金像奨の作品賞を獲った『跛豪』という映画のリメイクです。しかもこれ60年代から70年代にかけて麻薬で黒社会にのし上がった実在のギャング、呉錫豪をモデルにした映画。あら?前回のエントリーでお知らせした『毒。誡』にそっくりですね????

そう、年代といい背景といい、九龍城が大きな舞台になること、ギャングとして成り上がる男の30年近くを描く大河ドラマのノワール作品としても、まんまかぶってます(汗)。

そのうえ、アンディ・ラウ扮する汚職警察幹部の雷洛探長がこれまた実在の人物でして。彼が1991年に演じた『リー・ロック伝 大いなる野望 Part I 炎の青春』『リー・ロック伝 大いなる野望 Part II 香港追想』二部作の主人公でもあり、今回は同じ人物を26年ぶりに再演することになります。

加えてその91年作の監督をつとめたのが前述した『毒。誡』のローレンス・アモンだという因縁つき(笑)。

アクション監督はドニー・イェン、そのサポートにはユン・ブン(元彬)パイセンとイム・ワーさん。ちょっと撮影風景の動画を観たのですが、いつもの綿密に計算されたドニーアクションとはまったく違い、どっちかというと韓国映画っぽい超リアルでくずした泥臭い感じに仕上がりそうな予感。キャラクターもそうですがアクション面でも新たな一面を見せる気満々です。アクションは少なめになるようなことを王晶が喋ってました。その通りなら多分ドラマ中心。

監督のジェイソン・クワンは長年カメラマンとしてパン・ホーチョンの『恋の紫煙』や『恋の紫煙2』、『低俗喜劇』、また『コールド・ウォー 香港警察二つの正義』や『ラスト・シャンハイ』、『全力スマッシュ』などのヒット作を多く手掛けてきました。今作はパン・ホーチョン原作プロデュース『指甲刀人魔』(2016年度版)に続き監督2作目。

にしても、この2本今後何かと色々比較されそうですね。さて、どっちに軍配が上がることやら。

お。そういえば。
何年も前からドニーさんの撮影予定に入ってた『九龍城塞』ですが、先日微博で楽しみな作品としてそのタイトルをあげたファンクラブのコメントに対して「九龍城なら新作『追龍』でしっかり登場するよ!」と返事していたので・・・・・多分流れてしまったと推察します。さっき確認したらIMDbからも消えてましたしね。とほほ。観たかったぜっ。

そして今年はあの『アイスマン』の続編もこっそり(笑)公開されそうです。2014年の前作から3年、同時期に撮影しとうの昔にクランクアップしながら、1が見事コケてしまったがために公開が危惧されておりました。しかし、『ローグ・ワン』と『トリプルX:再起動』の勢いを借りる今しかないというタイミング。闘う相手は倉田保昭先生ですよ。楽しみです。

おまけ:フィルマートに『葉問4』のティーザーポスターも登場。
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そういえば、この動画インタビューでクランクインは来年2018年と言ってました。世界中でお金余ってるみなさん、まだまだ資本お待ちしてます。

ポスターによると、アクション監督は『継承』に続きユエン・ウーピン御大。現場筋の話によるとお年を召され、ここ10年ほどでぐっとウーピンさん丸くなられたとか(昔はあんなに鬼畜だったのに)。多分ドニーさんはウーピン先生の方が付き合い長いし意見を言いやすいんでしょうね。しれっと自分でコレオグラフできちゃうし。

次は絶対ブルース・リーががっつり出てくるでしょうから、本当はサモハンで観たかったなぁ。あ、でもブルース・リーのところだけドニーさんがつければいいのか!なーんだ、じゃいいや!

追記:ここに書いた『追龍』ですが、当初17年年末公開予定だったところ、急遽前倒しになり、9月28日に公開されました。一足早く香港に行って見て参りました。おもしろかったよ!アクションの想像以上にいっぱいあった!

くわしくは
追龍(原題、2017年・香港中国)@HK①- ドニー・イェン 甄子丹 ネタバレなし
追龍(原題、2017年・香港中国)@HK②音楽編 – ドニーさん 甄子丹 ネタバレ
追龍(原題、2017年・香港中国)@HK③俳優編 – ドニーさん 甄子丹 ネタバレ

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2017年ドニーさんの新作情報 – ドニー・イェン甄子丹 への2件のフィードバック

  1. のコメント:

    はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いてます。
    『葉問4』予定があるんですね!何かのサイトで葉問の役以上の役が
    想像できないとドニーさんがおっしゃってたので楽しみと同時に
    4に続くんだ~、という安心感みたいなものでいっぱいです(笑。
    これからもブログ楽しみにしてます!

  2. 幸オー のコメント:

    50手前のおやじで始めましてですが、昨晩の有吉反省会を見ていて飯星先輩が出ておられドニーさんの名前を始めて知りました(>_<)映画は最近余り見ないのですが、たまたまみた2本がなんとスターウォーズとトリプルXでした。でテレビを見て同じ役者さんだと気ずきましてー!SWでは盲目の役で渋かったー。トリプルXのボス役も出演シーン多くかなり渋かったですねー。続編ありそうで楽しみです!親近感湧いてしまいついついコメントしてしまいました^ ^

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