ブログ『超級龍熱』特別企画インタビュー そこに出て来たベイ・ローガンとは誰や?

2017年1月、ドニーさんの『イップ・マン 継承』の試写に行った際に、初めてご挨拶した方がいました。私が以前から読んでいるブログ『超級龍熱』を主宰する知野二郎さんです。試写の後「ここで会ったが百年目」とばかりに場所を移し、思い切りドニーさんの話を喋りまくりました。私にとっては生まれて初めて、ドニーさんをよく知るファンとマニアックな話ができた場であり最高に楽しかったのです。

そのご縁から、ブログの人気カテゴリー『THIS IS 甄子丹』の記念すべき100回目の特別企画として『超級龍熱』でロングインタビューをしていただきました。

THIS IS 甄子丹(100) 飯星景子、ドニー・イェンを語る!① “ボストンの虎”編
THIS IS 甄子丹(101)飯星景子、ドニー・イェンを語る!② “最後の本格派”編
THIS IS 甄子丹(102) 飯星景子、ドニー・イェンを語る!③ “いまフォースと共に”編

一応ドニーさんの映画やドラマを全て観ましたが、自分のブログにすら全作品のレビューは載せてない。それが、このインタビューでまさか出演作全部を話すとは思いませんでした(笑)。

あれだけの長時間インタビューのテープ起こしをするだけで、ものすごい労力だったと思います。信じられない。この機会を頂けたことを本当に感謝いたします!

さて、すでにアップされたそのインタビューを読んだのですが、スプリットキックをスピリットキックと言い間違えてたりしてとほほです。それよりなにより、功夫映画のエキスパートとお話したためか、私ったら、いきなりベイ・ローガンを知っている前提で話しとるがな。あかん、あかんで~。ほとんどの方はベイ・ローガンって言われても????なのではないでしょうか。

そこで、補足というかなんというか、取り急ぎベイ・ローガンのことを書かねばと思いたちました。

Bey-Logan
↑左:ドニーさん 右:ベイ・ローガン

ベイ・ローガンは1963年、会計士の父と看護婦の母との間にイギリス、スタンフォードに生まれました。幼い頃よりカラテを習い、やがて功夫映画の虜になった彼はそのまま功夫映画オタクへの道をまっしぐら。イギリスの老舗格闘技雑誌「COMBAT MAGAZINE」(1974~)の編集者を経て、自らの雑誌「Impact」を創刊し、1994年には香港へ渡り映画プロデューサーとして活動。98年には『最強 香港アクションシネマ』という著書も出しましたが、噂によるとこの日本語訳がめちゃくちゃヒドイらしい。

その後は、欧米向けの功夫映画のドキュメンタリーを制作したり、香港のメディア・アジア・グループや英皇電影のプロデューサーとして映画製作にも携わり、米ワインスタインカンパニーのアジア担当にもヘッドハンティングされた人物です。

関わった作品はジャッキー・チェンのドキュメンタリー『ジャッキー・チェン:マイ・ストーリー』や『ジャッキー・チェン:マイ・スタント』、『メダリオン』、『ツインズ・エフェクト』『ドラゴン・スクワッド』、『ドラゴン・キングダム』や『シャンハイ』『Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー』など。

最も好きな功夫映画は『ユン・ピョウinドラ息子カンフー』。自らも功夫を学び、現在では功夫教室を経営したり、自身のカンパニーでアジアンアクション映画を製作したりもしています。

また多くの功夫映画のUK配給元として、たとえばHong Kong Legendシリーズの解説コメンタリーを収録したりなど、西側のアジアアクション映画の専門家としてよく知られています。

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ドニーさんとは、1989年『クライム・キーパー 香港捜査官』のUKプロモーションの頃からの長いお付き合い。このプロモの際には、それとは別に「ドニー・イェン:アクションセミナー」も開催したりして、ここに『イップ・マン 葉問』で憎っくきイギリス人ボクサーツイスターとして出演していたダレン・シャラビィが、当時17歳のドニーファンとして参加していたりしました。このセミナーの模様は、当時ビデオとして(ベイが)販売していたようで、ファンがYouTubeにアップしたりしています。動画のタイトルでは1991年となっていますが、正確には1989年。(今は亡きシャラヴィのインタビューで確認済

そんなドニーさんのファンであり友人でもあるベイ・ローガンは、香港に渡ったあとドラマ『精武門』や『幻影拳 ザ・マジック・カンフー』でドニーさんにしばかれる内トラを経たのち、『COOL』では脚本を担当。ドニーさんが監督兼アクション監督を務めた『ツインズ・エフェクト』でもプロデューサーとして名を連ねています。

昔から香港映画には怪しい外人枠というのがあって、極悪非道な列強国西洋人のエキストラや悪役、果ては主人公にやられる対戦相手として、どこから連れて来たのかわからない、いかにも素人臭い西洋人が結構登場しました。彼もその例にもれず、幾度もドニーさんにボコボコにされていたのであります。なので、今でも西洋人が登場すると、ふとベイ・ローガンの姿を捜す自分に驚いたりすることも(笑)。

中国香港合作が増え予算も昔とは比べ物にならなくなった今、映画に登場する西洋人はちゃんとした俳優を使うことが多くなり、さすがのベイ・ローガンもお役御免かと思いきや、最新出演作は、『カンフー・ジャングル』。ドニーさんが誤って殺してしまった外国人ボクサーの役。ここで久々ドニーさんに殴られまくっていたわけです、うらやましいぞ!

South China Morning ベイ・ローガン記事
How a British man broke into Hong Kong’s martial arts film industry

最後になりましたが、ドニー・イェンの出演作すべてを語るという途方もないインタービューの機会をくださった龍熱さんには、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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ブログ『超級龍熱』特別企画インタビュー そこに出て来たベイ・ローガンとは誰や? への2件のフィードバック

  1. 龍熱 のコメント:

    こんにちわ!
    今回はドニー兄貴愛に溢れ、ディープな小ネタ満載の素晴らしいロングインタビュー、本当にありがとうございました。
    改めて「THIS IS 甄子丹」100回突破記念に相応しいインタビューとなり感激です。
    そういえば・・・ベイ・ローガンはケイコママとは普通に話に出てきて盛り上がっていましたね(^_^)。もしかしたら日本ではこちらのブログがベイさんの詳しい経歴を載せた本邦初の記事かも知れません(^^)v。

  2. つちやつよし のコメント:

    すみませんが、ドニー・イェンさんは何作ぐらい作品を公開していますか。
    教えて頂けないでしょうか。

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