第13回世界バレエフェスティバル Bプロ

世界バレエフェスティバルのBプロに行ったけど、なんとなくバタバタして書きそびれているうちに、随分遅くなってしまいました。

Aプロにくらべると、プログラムの妙か、女性ダンサーのいいところが沢山観られたような気がします。

「ライモンダ」のタマラ・ロホ。「海賊」のナターリャ・オシポア、「ル・パルク」のディアナ・ヴィシニョーワ、「ドン・キホーテ」のヤーナ・サレンコ、などなど書ききれないほどの女性ダンサーの派手な超絶テクにポカンと開いた口がふさがらない。心の中で「すごいすごいすごいすごいすごいすごい」と連呼しっぱなしでしたわ。
特にロホ様、あなたのお祭りバージョン、グラン・フェッテはどういう仕様ですか、なんかネジでも回しましたか、一糸乱れぬその回転、完璧。もうね拝みたい気分でしたよ。いやっほう!!!!!

そしてAプロ(Aではジョン・クランコの振り付け)でもあった「ロミオとジュリエット」の第1幕パ・ド・ドゥ。Bプロはマクミラン版をアリーナ・コジョカルとヨハン・コボーのロイヤルバレエのふたりで。よかったわ~、Aプロもとっても素敵だったけど、マクミラン版はなんやええね。ロミジュリ大好きだ。

マリア・アイシュヴァルトとマニュエル・ルグリは「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ。よっ十八番。
またアクションのことになって恐縮ですが、この2人を観ていて「バレエもアクションと同じで技術と同時に演技力だよなぁ」とつくづく思いました。どっちかが欠けている人は、この舞台には立てないよねぇ、と。素晴らしかったです。

「海賊」ではナターリャ・オシポアとイワン・ワシーリエフの元気いっぱいな2人が会場をおおいに沸かせておりました。
このワシーリエフ、終わった後は友人たちの一番人気に(笑)。ですよね~若い、荒削り、ジャンプ高い、ワイルド、イ・ケ・メ・ン、お尻の形がカワイイ、とくれば、ねぇ。Aプロの時に「誰が好き?」と聞かれて「ワシーリエフ」と言った時は、みんなあんなに反応薄かったくせに(こっそり)。

後半にむけてダンサーの配置かな?盛り上がりがすごくあってBプロ最高。シムキンのトリはちょっとびっくりしましたけど(笑)。でも人気あるんですね~、あらためて感心しちゃった。
心から笑顔になっちゃうくらい、美しくて素晴らしい時間でした、ダンサーの皆さんほんとありがとう。

第13回世界バレエフェスティバル Aプロ

おまけ:
観たいなぁと思っているドキュメンタリー映画「ファースト・ポジション/夢に向かって踊れ!」
これは、ニューヨークで行われる世界最大のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の舞台裏、そのコンクールに世界中から参加し最終審査に残った6人の子供達を2年の歳月をかけて撮影編集したバレエドキュメンタリー。

この映画が、2012年12月に渋谷Bunkamuraのル・シネマ、大阪の梅田ガーデンシネマ、名古屋の名演小劇場で公開されるのだとか。(他全国順次公開)
バレエに興味のある人間としては、すんごく観たい1本です。

ファースト・ポジション/夢に向かって踊れ!日本公式サイト
FIRST POSITION英文サイト
FIRST POSITION – Official Trailer

 

カテゴリー: dance パーマリンク