ドン引きのゲン担ぎ

今年、球場観戦勝率が激しく悪くて、なんとなく足が遠のいてしまっている自分。

今日はメッセンジャー投手だから楽勝でしょ、と余裕こいて観戦してたら最短ノックアウトとか・・・勘弁してください(涙)。

自分のようなアホなタイガースファンはすぐゲンをかつぐので困ったものです。
別に自分が観に行ったからって負けるわけじゃない、そんなことは百も承知なのです。
また、そんなことを口に出して言うこと自体、非合理で迷信的で盲目的なこともよく分ってる。

なのに、なぜか「自分が観に行っては負けるのではないか」と
まるで勝敗の行方が自分にかかっているような錯覚を持っているから笑えちゃう。

昔、元タイガースの投手だった方に、
「ファンってほんまアホでこんなゲンかつぎするんすよ」
と2,3のファンの事例を話したことがあります。

「勝つまで好きなチョコレートを断つ」とか
「洗濯してる時に点が入ったので、そのまま試合を終わるまで洗濯をし続け、最後はするものがなくなったために、きれいなシーツまで洗うことになった」とか、
自分にしてみれば、よくいるタイプのタイガースファン。

しかし、それを聞いていた元投手は心底驚いた様子で、
まぁ、正直ドン引きしていたようにも見えました(笑)。

その気持ちは、とってもよく分ります。

と、理解しつつも、つい、自分もしてしまうんですよねぇ。

自宅で観戦時には音声を消して音楽を聞きながら画面だけタイガース戦、ということもよくあります。

そんな試合で、得点した攻撃中にたまたま聴いていた曲がものすごく景気の悪いジャンルの暗い曲だったがために、「これはイケる!(何がイケるかはまったくもって根拠なし)」とタイガース選手の打席の度に、最後は浅川マキやら70年代のプログレバンドまで総動員して試合終了を迎えた試合もあります(笑)。

またそれで(?)勝った日には妙な達成感があったりするから困りもの。

そんな自分には、今日のような9回裏に6点入れられてあわや同点かと言う試合は心底慌てます。
だって、そこまで追い上げられてはもうかつぐゲンなんか残っちゃいない。
最後はいたたまれずにテレビのスイッチを切ったり入れたり。ああ、アホです。

多分、この試合も自宅でなく球場で観ていた方がイライラしなかったでしょう。
不思議なもので球場にいたほうが冷静に見ることができる。

後半戦は「球場勝率」なんか気にせずもう少し足を運ぼう。

 

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