Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー@深圳その1 – ドニー・イェン 甄子丹

IMAX3Dのサイレントウルフ(笑)に会いに行ってきた

自宅に、臥虎藏龍:青冥寶劍の3D+2Dブルーレイが届きました。パッケージを開けたらディスクが1枚しか入ってなくて焦ってショッピングサイトに確認しに行っちゃった。再生してみたら1枚に両方収録されておりました。今はもうそんな仕様になっているのね、知らなかった~。

実はこれ、公開されてすぐの2月に香港で2Dを、翌日中国深圳にIMAX3Dを観に行ったのであります。香港からそんな離れてない深圳とはいえ大陸に1人で行くのは初めてです。

一応目標としたのは、西遊記之三打白骨精3Dと美人魚3Dとこのソード・オブ・デスティニーIMAX3Dの三本立。これを香港からの日帰りで時間的にロスなくスムーズにこなせ、しかもソードオブをIMAX3D上映していて、深圳への出入り口、羅湖(罗湖)駅からさほど遠くなく地下鉄1本で行けて駅近のシアターを選んだら、そこしかなかった(ように思った)。

と、土地勘がまったくなく移動時間もイマイチ読めないし面倒くさがり屋でヘタレの自分にはどの劇場で観るのか決めるまでが一番骨が折れました。なにしろただの3D公開じゃだめIMAX3Dでないと(この作品は一応IMAX撮影されております)。加えて他の映画も観たいから各劇場の上映スケジュール表とにらめっこ。きぃ~。

しかし都会はシネコン多いんだな。いざこうして未知の土地、よくわからん異国の言葉でシアターを捜してみると、日本の映画情報サイトがいかに使い勝手が悪くて非合理的かよーくわかります。日本でも全国のシネコン劇場を系列が違ってもMtime时光网みたいに、同じフォーマットで一括して調べられ、そのうえ最寄駅も地図もすぐ出るあの簡単さ見習ってほしいよ。

香港からの移動は地下鉄で。九龍塘站(駅)で東鐵線 (East Rail Line) に乗り替えたら、そのまま終点の羅湖に行くだけ。九龍塘から34分しかかかりませんでした。羅湖駅を出る際にイミグレがあったけれど、外国人専用だったので時間もかからずすんなり通過。(なお、帰りはぞろぞろ歩く人の後をぼんやりついて行ったら中国人専用イミグレに連れて行かれちゃった。外国人用はその下の階でした)それより出てから両替所を捜す方が手間取りました。構えが地味でオープンすぎて、まるでお荷物預かり所みたいだから気がつかなかったよ。

そこから地下鉄、深圳地铁1号线(2008‐2013までは罗宝线という名称)に乗り、3駅めの大剧院站で下車。料金は2元、時間はわずか5分。あらかじめ出口を調べてあったのでB出口へ。不測の事態に備え時間をたっぷり取ってあったので余裕で目的地京基百纳空间(KK Mall)に到着しました。てっきり大きなショッピングモールなのかと思ったら、結構手狭で拍子抜け。ここの4階にあるUA院线(UA KK MALL)が選んだシアターです。劇場サイトではカード可とあったのでチケットはクレジットカードで買うつもり・・・でしたが、チケットカウンターに行ったらVISAもMASTERもAMEXも使えず大陸のカードしか使えないことが判明。ええええええ、そんなんあり???想像もしなかったよ!意地でも外国企業のクレジットカードなんか使わす気がないんだな、中華人民共和国っ。

羅湖駅で香港ドルからごく少量しか両替をしなかった私は来た道をメトロ大剧院駅まで引き返し、そこでクレカで現金が引き出せるATMを捜したら、沢山あるマシンのどれも、これまた大陸のカードしか使えない。くっそう、そこまで調べてなかったぜ!

途方に暮れた私はまたショッピングモールに戻り、入口で暇そうに立ってる警備員のお兄さんに翻訳サイトを使って「VISAでお金をおろしたいが、どこに行けばいいのか」と尋ねた。彼は近くにBANK OF CHINAの支店があるとそのATMまでわざわざ私を連れて行ってくれたのでした、ありがとう!ハンサムさん。

そんなこんなで、1本目に観る予定だった『西遊記之三打白骨精』には間に合わず。ソード・オブ・デスティニーを到着ギリギリのスケジュールにしとかなくてよかったわ。ふぅ。

とはいえ、チケットを買ったら微妙に時間が余ってる。どっかのカフェで朝ごはんなど食べようと考えてたのですがモール内の飲食店はまだオープン前。外に出てみたら、1本道路を隔てただけで急にドローカルな世界が広がっていたのでした。その佇まいは自分の知ってるごく一部の香港とも全然違う。深圳って都会なんだとばかり思ってましたよ。

とりあえず、迷子にならない程度にウロウロ歩きまわって開いてる店の一番客の多いところを選んだら小汚い北方水餃子の店。味は普通、でもびっくりするほど安かった。どれくらい安かったかというと、2品でモール内にあるコーヒーショップのカプチーノ29元より安かった。

店のおばちゃんもお客さん(近所の若い衆といった男子しかいなかった)も、突然外国人が女ひとりで朝っぱらから水餃子とジャージャー麺を完食する気もないのに意地汚く頼んだのに驚いたのか、席に着いた私を見て固まってました。なんだよ、君ら日本人見るの初めてじゃないでしょ、ああん?

と、映画を観る前にすでに長文になってしまったのことよ。なので作品については次回に。
続く、のだ。

カテゴリー: film, アクション映画, 功夫映画, 甄子丹 タグ: , , , , , , , , パーマリンク

Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー@深圳その1 – ドニー・イェン 甄子丹 への2件のフィードバック

  1. 龍熱 のコメント:

    こんばんわ!
    「臥虎藏龍:青冥寶劍」3D+2Dブルーレイが出てたんですね。情報ありがとうございます。いよいよ次回は飯星さんの「臥虎藏龍:青冥寶劍」レビュー編ですね。「美人魚」共々楽しみです♪武侠片では「メモリーズ追憶の剣」もソフト発売されますし、韓国武侠片も頑張ってますね。

  2. ケイコママ のコメント:

    龍熱さまのレビュー読みました。ひとつひとつ頷きの嵐です。やはりあの冰湖のシーンが一番ですよね!
    美人魚に十年も観てるのになんも書かないで今に至る(汗)。武侠片はやはり面白いし、なんとなく法則が分ってると一層楽しいですよね~。

コメントは停止中です。