コンシェンス/裏切りの炎 のパンフ

間もなく新宿の武蔵野館で公開される「コンシェンス/裏切りの炎」のパンフのために近頃ずっと気になっていた錢嘉樂(チン・ガーロッ)のことを本格的に書くことになりました。なぜならこの何年間で見た新作映画が結構な割合で彼の動作導演だったうえに、今作のアクションも彼が担当していたので勢いで、ついそういうことに。
なのに、あらためて調べたら自分が今まで表記していたチン・カーロウはとっくの昔に日本で呼ばれなくなったか、日本人の誰かが間違えて表記した読み方だったのか、ほとんどはチン・ガーロッと呼ぶのだと知ってしまい結構凹んでいます。こんな自分が彼の事を書いていいのでしょうか・・・いやいやいや、頑張りますよ。

そういえば。
正直に告白しますけど・・・実はいまだに葉問を(普通語簡体字では叶問)脳内では「はもん」と読んでるし、入力もいまだに「はもん」です。なぜなら最初に中文ニュースをさんざん読んでる時に「はもん」と覚えてしまったから。
後に本編を観てラム・カートンが「ようもんでっす」といくら言おうが池内博之さんが「ようもんはいないのか?」と凄もうが、渋谷天馬さんが「ようもんをだせっ、だっせーい!!」とサイモン・ヤムを杖で殴りながら叫ぼうが、自分の凝り固まった頭ではいまだに「はもん」。
だからです、たまーにこの作品の話をする機会がある時も必ず「イップマン」と自分は言うことにしております。(イップマン葉問のタイトルはイップマン2でごまかす)うっかり葉問と口に出そうものなら、絶対に「はもん」と言ってしまうから。

だってゴロがいいんだもん、はもんのほうが!

・・・話がそれました。
んでガーロッさんのことです。
捜し方が悪いのか中文でも英語でもすんなりと彼のコンプリートな資料が見つからず、思ったより苦労してしまいました。古い資料なら昔の電影系の本などはありますが、こんな超有名な映画人でTVドラマにも多数出演、バラエティ番組の司会もこなす人気者なのに最近の資料が想像以上に少ないのは何故だぁぁぁぁぁ!ガールフレンドの話なんかどうでもええんじゃー!(渋谷天馬さんの声で読んでください)しっかりせーい!!中華マスコミに中華圏の映画ファン!と叫びたい気分で一杯です。

ぼんやりとこんな感じと構想は出来てましたが、一応裏を取りたいこともたくさんありますしね。

が、なんとか書き終えました。「コンシェンス/裏切りの炎」(ダンテ・ラム監督)は2012年8月11日より<ニュー香港ノワール・フェス>として「強奪のトライアングル」(ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トーのリレー方式)と「やがて哀しき復讐者」(ロー・ウィンチョン)とともに新宿武蔵野館ほかで一挙公開。私がコラムを書いたくらいだから、パンフレットも恐らくあるはず。
「コンシェンス」はレオン・ライとみんな大好きリッチー・レンだよ。レオンが「孫文の義士団」もびっくりなビジュアルで結構ワイルドにアクションしちゃってます、レオンファンは必見。

<ニュー香港ノワール・フェス>公式サイト
「やがて哀しき復讐者」を含むレビュー「蔵出し その5」

 

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