全日本フィギュア選手権 2011 ペアSP男子SP

毎年恒例の全日本。今年は大阪なみはやドーム。スケジュールの関係で残念ながら2日間、ペアと男子SPFS、女子SP、ダンスのSDのみ観戦。

ぺアは、高橋成美、マービン・トラン組。
今年のSP「イマジン」はとても素敵なプログラム。本当に大好きで、あまりに好き過ぎて毎回見る度に、こう、ぐっとくる気持ちを抑えるのが大変なくらい。
是非、四大陸や世界選手権でパーフェクトな演技を見たいものです。
期待してます!ほんと素敵ですから!

さて男子シングルはほとんどの選手が、初めてか年に一度しか生で観ない選手だったりして、毎年、その成長ぶりや覚悟を感じとったりするのが楽しみで興味は尽きません。
(去年は仕事で全日本Jrを観に茨城まで行けましたけど)
昨年もそうでしたが、今年もタンゴ祭り、振り付け宮本賢二氏祭りは続行中のよう(笑)。

そんな中、現役を引退した選手がすでにコーチとして活動していたりすると、ちょっとそっちも気になったり。
たとえば川原星選手の演技中、昨年の全日本で引退した中庭健介さんの姿を石原美和コーチと一緒にリンクサイドで発見。

そこでついつい、懸命に川原選手を見守る中庭さんを見てしまったりするわけです。
まるで自分が滑っているかのような意気込みでひとつひとつのエレメントにリズムを取ったり拍手を送ったり。そういう姿はとても感慨深いものがありますね。
コーチになった今だからこそ、現役時代の自分を振り返ったり、コーチだった人達の気持ちが理解できたりするのかなぁと、なんとなくそんなことを考えてしまいました。

あと技術とかを超えたところで楽しませてくれる選手もいて、たとえばその筆頭なのが佐々木彰生選手。今年も彼は相変わらず個性的なプログラム。
杉ちゃん&鉄平の日本舞曲第五番(いや、それハンガリー舞曲だから!)と指打鍵盤斬捨御免(いや、それタイプライター以下略)というまたマニアックな選曲で、なんだかもうね、回転不足でも両足着氷でもなんでもいい、トリプルがダブルになってもいいから、彼の場合は、とにかく立て!そんな気分にさせられてしまう(笑)。
あなたが立てば、とにかくみんなハッピー!ほんと得なキャラクターやなぁ~。

そしてこれまた演技とは違う部分かもしれませんが、山田耕新選手の曲がこれまたお懐かしいサフリデュオのレーシング。
おお、これはまさにあのアレクセイ・ヤグディンが引退したシーズンのSP曲!見るとコレオグラフィーもちょっとヤグディン入ってるし。
誰が振り付けたのかと確認したら、あのトム・ディクソンと田村岳斗さんの名前が!
ヤマトく~ん、ひょっとしたら狙いました?お陰で会場は随分盛り上がりましたよ!

そして私がスタンディングオベーションをした1人が町田樹選手。
第4グループの6分間練習で実は一番良かったのが彼。「これはイケるかも!」とそこで一気に盛り上がってしまいました。
残念ながら本番は練習ほどキレのあるジャンプではありませんでしたが、ご本人の最近の演技の中ではミスの少ないとてもいい演技だったのに嬉しくてつい立上ってしまったのでした。

が、この日の男子シングルSPで一番素晴らしい実力を見せたのは、やはり高橋大輔選手。
冒頭から4-3を決めて、本当に文句のつけようのないパーフェクトな演技。
演技が終わった瞬間、「すんばらしい!」と思わずスタオベ。
うわ~~~~~、いいもの見せて頂きました!!!!

もう一度全日本チャンピオンに。そんな気持ちが強かっただろうことは、こんな自分にも想像がつきます。そんな気持ちを、しかし空回りせず、攻める姿勢も忘れずに、この大舞台で決めてしまうその底力には敬服いたしましたよ。
さすが五輪銅メダリストにして世選ゴールドメダリスト。なんというか場数の数値とくぐってきた修羅場が違うとまで思わせる違いを感じます。すごいっす、高橋くん!

これは翌日のフリーも楽しみです~!選手の皆さん応援してます。

帰りは新地で女2人でてっちりですわ。翌日のイブもこの2人でスケートっす。
イブがなんぼのもんじゃーーーーーーーい!

 

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