ラ・ラ・ランド(2016年・米)

ラストはシェルブールの雨傘だったLaLaLand。こんな眩しい映画は久しぶり。

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↑大陸版ポスター

子供のころからミュージカル映画が大好きでした。一番のお気に入りはフレッド・アステア。私の子供時代はビデオもなかったので、年末年始の夜中に放送される往年のMGMミュージカルを偶然観るくらいしか視聴方法がない。その時期になると、新聞のテレビ欄で必死にミュージカルのタイトルを捜したものです。

本作の監督は31歳のデミアン・チャゼル。彼の年齢や才能に驚くとともに、一方でその若さこそが、素晴らしいこのミュージカルを生みだしたのだとも感じました。

彼が過去の名作をどれほど愛し繰り返し観たかが、画面の隅々から音のひとつひとつから伝わってきます。そして瑞々しい感性で、愛情たっぷりに夢を追う恋人たちを描いた。そこにあったのは私の目を潤ませたまばゆい作品の持つ若さと情熱。

また主役の2人の歌と踊りに本職のシンガーやダンサーレベルの高クオリティ(いや、それでも凄かったんですけどね)を求めなかったことが本当に有難かった。例えるなら本物の格闘家がアクション映画に向いてるかどうかと同じようなことかと。(←重度のアクション映画脳)その見極めに、監督のミュージカル映画に対する愛情と同じくらいの映画に対する俯瞰的思考を感じて、ごっっっつ感心いたしました。

もしその点で本職クオリティを求めてしまっていたら、ひょっとすると、観ながら私は元ネタになった多くの作品と比べてしまい、これほど楽しめなかったやもしれません。心から楽しかった。ありがとう・・・!

素晴らしいオリジナル楽曲の数々で、私が一番好きだったのはこれ。

最後に。またすぐドニー・イェンの話になって恐縮ですが。
ドニー葉問の連消帶打は、フレッド・アステアのタップダンスだからね!

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