映画 流星胡蝶剣 (1976年・香港)

監督 楚原(チュー・ユアン)
出演
宗華(ツン・ホア)
岳華(ユエ・ホア)
谷峰(クー・フェン)
羅烈(ロー・リエ)
井莉(チン・リー)
凌雲(リン・ユン)

ショウブラザース作品。
実はこれ、某通販でミシェル・ヨー、トニー・レオン、ドニー・イェン、ジョイ・ウォンの出演している「新・流星胡蝶剣」と間違えて購入してしまった1本。ほんと慌てモンの見本みたいな私(笑)。
ありそうな話ではあるけれど、いざ、それを自分でやってしまうと結構ヘコんじゃいます。

だからか、ずーっと見ないでそのままになっていたりしたのですが、先日とうとう観る気分になりました。

しかし始まってすぐの濡場にびっくり。いや、マジで。
いきなりうっふ~ん、あっは~んだし。いや、自分は1人暮らしだからいいんですけど、これ普通に大音量で見ていて実家だったりしたら中学生並みに焦るだろうな、と。
「困ったなぁ」
私は主演の宗華(ツン・ホア)を初めて見ます。知った顔も出ないのに、いきなりのこの濡場はちょっとたじろぎますな。

でも、そこを我慢したら段々話がおもしろくなってきた。
出演者も時間とともに岳華(ユエ・ホア)とか出てきてちょっと安心。って、このあと彼は色んな意味でとんでもないことになってきますが。
そういえば若いころの羅烈(ロー・リエ)にもかなり驚いた。こんな顔だったのね。何も知らずに見るとやっぱ色々新鮮でいいなぁ。

一言で言うと、この作品かなり、いや、相当おもしろいです。
お話も二転三転、なかなかサスペンスに満ちていて「本当はどっちだ!」って興味はつきない。
そのうえに義を重んじる人達が次々に泣かせる献身的な行動を見せて、15年間地下道でじっとその時を待つ、とかにわかには信じがたいのだけど、谷峰演じるこのスン・ユイボーを見てるとなんとなく「ま、ありか」と思えてしまうから不思議です。
これって絶対に宗華じゃなく、谷峰が主役ですよね。

武術指導は袁祥仁(ユエン・チョンヤン)。そう、名前から分る通り袁小田(ユエン・シャオティエン)の息子のひとり。袁和平(ユエン・ウーピン)の実弟で甄子丹(ドニー・イェン)デビュー作の<笑太極>で師父を演じていたあのお方でございます。
そういや彼もいまだ色んなところで出演したりアクション監督してるよねぇ。チャーリーズエンジェルや続編フルスロットルで武打指導したりとかさ。
そしてもう一人はお父さん袁小田の弟子(らしいとどこかで読んだ)唐佳(トン・ガイ)。
アクションもよかったなぁ。途中で岳華が縄でぐるぐるにされて宙に浮くとか、
羅烈の帽子からいきなりギロチンが出てくるとか(笑)武器が結構地味ながらいい味だしてます。特にラストバトルの宗華(ツン・ホア)と岳華(ユエ・ホア)のアクションはスピードもあってカッコいい。

原作の武侠小説のほうは1ページも読んでないけど、これきっと原作が面白いんだろうなと想像してしまいました。

これは観た後に、色々情報を捜していて知ったのですが、この映画、公開当時は武侠映画の<ゴッド・ファーザー>と呼ばれていたらしい。
う~ん、分る気がする。

ま、リメイクであるはずの「新・流星胡蝶剣」とはタイトル以外、何の接点もないまったく違う話でしたが、出てる役者もアクションも非常によくって、間違えて注文しちゃったけど結果オーライだ!

それにしても一瞬だけ登場した闘う事をやめてしまった刺客役の凌雲(リン・ユン)のいい男ぶりに、ちょっとドギマギしてしまいましたわ。
調べても日本じゃなかなかお目にかかれない俳優のようで残念です。本職はアクションじゃないらしいし。ま、縁があったらまたどこかで会おう!

流星胡蝶剣予告編1
流星胡蝶剣予告編 2

 

 

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