本田武史さんに会う 1

この仕事をしていると色々な方にお目にかかる機会があります。

昔からそうなのですが「めっちゃ好きな人」に逢うとこれが途端にヘタレになる悪癖が自分にはありまして。
なんて言うんでしょうか、多分「相手によく思われたい」などという邪念が働いてしまうのでしょうね(笑)、インタビューしてもどこかキレが悪くなる気がする。

私がパーソナリティをつとめるNHK第一ラジオ渋谷スポーツカフェ(毎週火曜日20時05分から)の先日の収録でも、久々そんな緊張してしまうゲストにお目にかかりました。

そのゲストとは、プロフィギュアスケーターの本田武史さん。

2002年のソルトレイクオリンピックで4位、世界選手権2度の銅メダル、全日本選手権6度優勝と輝かしい記録をお持ちの素晴らしいスケーターです。
最近人気のフィギュアスケートの試合で男子シングルの解説をよくなさっているのでご存知の方も多いでしょう。

とにかく、彼が16歳の時からその演技を見続けています。
しかも私のDVDプレイヤーのHDDにはVTRからダビングした本田武史カテゴリーがあり、いつだって彼の演技がすぐ観られるような仕様になっている(笑)。
自分でもその悪癖の自覚がありますから、もうね、朝から結構緊張してしまいました。はは。
本番ではキレの悪さを克服せねばと、力が入る入る。そのせいかオープニングからカミカミですわ、とほほ。

フィギュアスケートのことをよく知らない人でも楽しめる番組にしたい、でも本音はマニアックなことも質問したい、とかなり頭の中はフル回転。
知らずにスケートを見ている人にとっては、ジャンプで転ぶトップ選手を不思議に思うだろうなという観点から、スケート靴のブレードがいかに薄くてそんな靴で3回転半やら4回転するのがいかに難しいかという話からスタート。
本田さんと私とで一生懸命例えた結果、ブレードはストローくらいの(しかも曲がらない真っ直ぐなヤツ)細さと表現。おお、いい感じじゃん。

そんな大変なジャンプなわけですが、本田さんは03年の 四大陸選手権のフリースケーティングで4回転トゥループ―3回転トゥループのコンビネーションと単独の4回転トゥループ、そして4回転サルコウという、1つのプログラムに2種類3回のクワドルプル(4回転)を決めたことのある選手なのです。
これは過去世界でも、中国の張民、フランスのB.ジュベール、アメリカのT.ゲーブルそして日本の本田武史さんの4人しか試合で成功させた人はいないという超難易度の高い技術。それだけで彼がいかに凄い選手だったかわかるというもの。

なかで4回転ジャンプって跳んだらどんな感じかという質問を、番組の相方である髭男爵のひぐちくんがしてくれたのですが(ひぐちくんGJ!)「03~04シーズンの調子が良い時はジャンプ中、景色がスローモーションに見えた」というご返事。

それって、事故など恐怖体験をしたりするとよく聞くスローモーション現象と同じ?
要するにその瞬間、脳内でなんか物質が出てるってことですよね、すげぇぇぇぇぇ。

ということで、この話はまだ続きます。

本田武史さんに会う2

 

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