坂井オーナーを励ます会

先日、大阪にて阪神タイガースの坂井信也オーナーを励ます会というのがリッツ・カールトンホテルで行われ、僭越ながら自分も参加させていただきました。司会は朝日放送の道上洋三氏。

ええと、関西の経済界をはじめ、学界、マスコミなど結構なメンバーと人数がお集まりで。
なんだか凄い数の名刺交換をさせていただきました。

今までなんだかんだとパーティなど出席する機会はありましたよ。
が、今回いらした来賓のみなさん、普通のパーティであればお忙しいこともあり途中で抜けることも多々あるかと想像するのですが、この日は71人のうち、誰ひとりとして早びけする人もなく、最後まで残ってらしたということにまず驚き。
そしてもう一点、とにかく顔つきがいつもとは違って、まるで少年のように楽しそうだったのが印象に残りました。本当に、なんだか、全員ただの「タイガースファン」の顔をしている(笑)。

名刺を交換する度に「どの選手からのファンですか?」とお話したのですが、もうね、「物干し竿、藤村富美男」に始まり、あとは「若林忠志」とか「呉昌征、金田正泰、土井垣武」というお名前や、「三本柱から見とるよ!」(彼らの言う三本柱とは、小山、バッキー、村山ですから!)などと嬉しそうに語ったり、「吉田、三宅のニ遊間」がいかに素晴らしかったかのレクチャーを受けたり、私ですら名前と顔はなんとか一致するという往年の名選手の名前がずらり。

いやいやいや、面白かったわ~、数年前、タイガース70周年に発売された記念本を何冊も熟読していてよかった!なにしろ、ラストで合唱した「六甲おろし」を三番までしっかり歌えてしまう方ばっかりでしたからね(笑)。

あと、OB会長の川藤幸三さんのお姿も。
私の顔を見るや否や「オバハン!こんなとこで、なにしとんねん!」
い、いや、オーナーを励ましに来たんですってば。
いつもながら豪快でホッとします(笑)。

そしてこの席には、あの芥川賞作家であり、タイガースファンの誇りであり鏡でもある「博士の愛した数式」の作者小川洋子さんもおみえになっていました。
小川さんはまさに江夏田淵の黄金バッテリーからのファンで、そういう意味では私とファン歴は同じくらいでしょうか。
そのふたりが「みなさんに着いて行くのは大変です(笑)」と思うくらいですからねぇ、いやはや、本当に勉強になりました。ありがとうございました。

そういえば小川さん、坂井オーナーへのご挨拶に「本日は坂井オーナーを励ます会ということですが、実は私いつもタイガースに励まされてばかりいるので、今日は励ましてくださってありがとうございますと反対にお礼を申し上げる気持ちで参りました」という素晴らしい言葉を残されました。さすがでございます。

他のご挨拶に立たれた皆様も、現在の戦力分析やら、今年への期待やら本当に具体的でくわしい(笑)。関西の人間にとってタイガースが、職種立場を超えてどれほど大きな比重を占めているか、改めて実感した次第です。

ここで知り合った方々と、酔った勢いで甲子園に試合を観に行く約束を色々交わした自分。
今シーズンはまた違った席や人たちと見にゆくことができそうです、楽しみ!

 

 

 

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