自転車の神様

中野浩一さんというと自転車の神様。
その中野さんに「渋谷スポーツカフェ」でお目にかかりました。

「自転車というとヨーロッパじゃキング・オブ・スポーツ。だから世界選手権10連覇という偉業を成し遂げた中野さんはむこうじゃ物凄い英雄なんだぜ!」と打ち合わせから結構な勢いで店長ひぐち君に説明する自分。スイッチ入りました(笑)

昔NHKで放送した中野さんの10連覇の偉業についての特集を見たことがあって、その凄さに目が点になったことをよく覚えています。

オンエアでも当然その話に。
あの伝説にもなっている10連覇達成の時は、実は中野さん、5月の練習中に転倒し肋骨を(なかには肺に刺さった骨もあったとか)骨折するという大怪我をしているのです。

その治療しつつ同時にリハビリしながら(無理じゃん!と思ったけど「イヤ本当に同時にやったんだよ」と本人談)、3カ月でなんとか競争可能にこぎつけました。

その矢先、練習中にまた転倒、結局骨折が完治しないまま世界選手権に出場。
「不安はなかったんですか?」という質問に対して中野さんは「ま、タイムトライアルで世界新記録を出したからね、それで行けると確信した」とのお答え。すごいっす。

自転車をうまく漕ぐコツはペダルを押すだけでは早く回転しない、引くことも重要でその切り替えがうまければ、それだけ力が最大限に生かせるのだとか。中野さんが誰よりも早かったのはそのお蔭なのだそう。

自転車の進化は目覚ましいそうで、もしあの時代に今のマシンがあったらもっと早かったと思いますか?という質問には「間違いなくあの頃より早い、でも自分はママチャリでも速いからね、昔後ろに乗せたTBSのアナウンサーをママチャリで振り落としたことがあるから!」と豪快に笑っておられました。

とにかく自信に満ちあふれ、俺様モード全開の中野さん、カッコよかったです。

 

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